住まいを蝕む「夏型結露」
これまで「夏型結露はそれほど気にしなくてよい」という方針で、高気密高断熱化は進んできました。
しかし全国メディアが一般読者に向けて注意喚起を促していることからも、各地で被害が起き始めていることが予想できます。
冬の寒さ対策は勿論ですが、より激しさを増す蒸し暑さにそなえた家づくりへシフトする必要を感じてしまいます。
https://mainichi.jp/articles/20250618/k00/00m/100/106000c
築年数の浅い高気密高断熱住宅にお住いの皆様は、以下のことにお気を付けください
・冷房温度を下げすぎないこと
不快指数をさげるために、除湿器やサーキュレーターを組み合わせることをおすすめします。室内外の温度差が大きいほど結露が発生しやすいため、適切な温度にしておくと安心です。
これから家を設計される方
・日射遮蔽と屋根(天井)断熱をより強化すること
・夏季の湿度対策のためにも、湿気を吐き出す機能を持った『可変性防湿気密シート』をご使用になることを強く推奨します。可変性防湿気密シートは、壁内が高湿になると、放湿する機能を持っています。