浸水被害の備え

東海地方も梅雨入りし、雨の日が続いています。

この時期に気を付けたいのが、線状降水帯。主に6月末から7月上旬に発生する線状降水帯は、場所・時間の正確な予想が難しいと言われており、排水が間に合わないことによる『内水氾濫』の被害はどこでも発生する可能性があります。

地域によって危険度は違うものの、防ぎようがない災害に対して我々ができること。

それは災害リスクを減らすための、事前の備えです。

 

ハザードマップの確認

ご自身の住む地域の浸水リスクを日頃から確認。

加入している火災保険の確認

多くの保険で床下浸水は補償対象外となっています。一般的な水害保証の支払基準は、

・建物の保健価額に対して30%以上の損害を受けた場合

・床上浸水または、地盤面から45㎝を超えて浸水した場合 です。

家財の契約もあれば、家具や家電も補償の対象となります。

万が一、自宅が床下浸水にあってしまったときに、床下浸水だからと放置するのは大変危険です。そのまま水が引いたら大丈夫…ではないのです。カビや細菌の発生リスクだけでなく、湿気によって床下木材の腐れや金属の錆による建物へのダメージ、漏電の危険性や断熱材の問題が起こり得ます。床下浸水であっても被害にあった場合は、床下の乾燥・消毒、断熱材が床下にある時は取替などの対処が必要です。

 

水害前に 自宅でしておきたい備え

水害による被害を少しでも減らす為に、1階にある家財や貴重品はできるだけ2階にあげる。自動車をなるべく高い場所へ移動する。玄関前など出入口に土嚢の設置。

キッチンやお風呂、トイレから水が逆流しないように水嚢などでふさぐと逆流を抑える効果があります。簡易水嚢はゴミ袋でも作成できます。

避難が必要か確認。警報に注意して、早めの避難準備が安心です。

 

浸水被害があった場合

被害の記録・安全確認をした後に、家を建てた住宅会社さんへご連絡ください。床を捲ったりする作業が発生するため、建てた住宅会社さんにご相談しながら、弊社で対応して参ります。処理によって、虫の発生や悪臭を完全にカバーしきれる保証はありませんが、グラウンド・ワークスでは出来得る限り最善の対策をとらせて頂きます。ご連絡いただければ、お施主様の不安を取り除くために現場確認と対策をご案内させて頂きます。