ベタ基礎シロアリ被害と予防②

さて、前回に引き続きシロアリのおはなしです。

駆除作業の流れとしては、まずアルトリセットという人体への影響が少ない“低リスク殺虫剤”を

蟻道へ噴射。

木の中に生息するシロアリを駆除するため、Φ6ほどのキリで木部に穴あけ→ノズルでアルトリセ

ットを注入していきます。シロアリに薬剤をコロニー(巣)へ持ち帰ってもらい、巣ごと壊滅する

のが目的で、この作業から1か月様子を見ます。

 

1か月後、駆除できているか確認。

駆除作業として土台の下と断熱材の裏にアルトリセットを噴霧。

今回は断熱材にも注入処理をしました。

そして更にこの1か月後、ホウ酸処理を行っていきます。

ホウ酸は農薬と違い分解や揮発しないため、半永久的にシロアリ予防の役目を果たす

だけでなく、建物の劣化対策としても有効で、木材保存剤として土台や柱・梁など

構造材の腐れを防止します。

 

 

 

床下は普段見ることができない場所だからこそ、毎日住んでいても被害を発見しにくい

かと思います。一度で効果が持続するホウ酸処理をしておくことをおすすめします。