2人の若手地盤マスター

当社の地盤調査を担当している、若手の地盤マスター2人をご紹介します。

 

家づくりのスタートを担う、地盤調査。

常にできる限り正確な調査をという想いで現場に立っているのは

静岡県西部から愛知県エリアを担当する畑野と

静岡県中部・東部エリアを担当する山本です。

主に1日に地盤調査を2件ずつ行いながら、現場の情報を共有。

実は私たち地盤調査員が見ているデータと、お施主様にお渡しする地盤調査報告書では、情報の精度が異なります。報告書は25cmごとのデータを基に作成されますが、実際の現場では1cm単位で地盤の変化を感じ取っています。

 

 

ときには判断が難しいケースもありますが、その際は追加調査で範囲を広げたり、打設時の手応えや地中の様子をイメージしたり、過去データと照らし合わせながら慎重に見解を出していきます。

 

地盤の安全性を判断するうえでは、周囲の地形も重要となってきます。

たとえば、近くに川がある、山が迫っているなどの情報尾リスク分析の大切な要素です。

特に注意すべきは液状化、地すべり、隆起といった現象で、地盤改良工事によるリスク軽減が不可欠だと感じています。

 

 

調査の後は、地盤改良チームへ正確な情報を引き継ぐことも私たちの役目です。

砕石パイル、鋼管杭、コロンブス工法など、地盤の状態に応じた最適な工法を提案し、擁壁との距離や建物の配置など、現場特有の情報も細かく伝えるようにしています。

 

 

地盤調査は「測る」だけじゃない、「守る」ための仕事。

データに向き合い、土地の個性を読み解く。

人の暮らしを見えないところから支える「地盤のプロ」としてこれからも邁進していきます。

 

なお山ちゃんと行く!防災最前線は近日中に公開します