(株)カワイ様の新社屋建設に断熱気密工事でお手伝いさせて頂きました
~国産無垢材と合板のトラスで構成した、8m ×16mの大空間木造新社屋~
来年50周年を迎える(株)カワイ様。川合社長にインタビューさせて頂きました。
Q:社屋を建設するにあたり「考えたこと」「想いを込めたこと」はどんなことですか?
A:地球温暖化などの環境問題が叫ばれている中で、電気やエネルギーに頼り切らない省エネで低燃費な建物の重要性をお取引先へ提案してきました。口で言うだけでなく自分たちの建物を、自分たちの手で有言実行してみようと考えました。スタッフが安心で快適に働け、さらにCO2削減につながる。そんな環境を整えたいと。
Q:社屋としては類を見ないほど温熱環境に力を入れていると思います。その理由は?
A:私たちは静岡県西部の大工、工務店様と高性能な構造躯体・温熱環境・換気計画などを取り組んでいます。営業スタッフは日々、そのような情報に触れる中、事務や配送スタッフのみんなは実感がわかないことも理解できます。そこで、仕事の間だけでも事務所の中で高性能な住宅環境を感じてもらえるようにしました。また、これから起こるかもしれない地震や停電時などもスタッフや家族の皆さんが快適に避難生活が出来るように、との想いもあります。
Q:耐力柱なしで8m×16mの空間を実現できるトラス構造を目の当たりにして、広々した空間のメリットや施工性の良さを実感しました。これは住宅にも使用できるのですか?
A:中規模木造だけでなく、一般住宅も勿論使用できます。構造計算に基づいた設計をするトラス製造工場を社内に新設予定とのことです。
Q:断熱工事のご依頼ありがとうございました。ざっくばらんな感想をお聞かせください。
A:丁寧な仕事で、人の手では限界があるような隙間にもしっかりと断熱材を入れられることにより、設計された性能がしっかりと現場で実現できることが安心できます。設計段階では分からない配線・配管・梁組などなど、様々なおさまりとの中で気密断熱を高いレベルで実現するには、単に吹込み技術だけではなく、経験から出てくるアイデアが大切だと思いました。
新たな社屋内には広々したセミナースペースも設けられ、快適な環境を体感できる場にも活用されるそうです。完成を楽しみにしております。